佐々木 理人 インタビュー
better days nikko
“ぼく”と“にっこう”の 丁度いい関係
きっと面白い人やコトに出会えるはず
現在の活動について
いくつかの活動を展開してますが、中心は「日光国立公園マウンテンランニング大会」運営で、実は大会のことを1年中考えてます(笑)。夏から開催の11月までは月の半分くらいは日光に居て、大会準備。また昨年の夏から「Nikko Beer Garden」の運営もしています。それ以外にはWebや動画ディレクターとして活動したり、プロモーターとして事業プロモーション企画等やってます。どの仕事も自分自身の手で一から創り上げる魅力がありますね。
世界遺産の中を走る爽快さが最大の魅力
アジアNO.1の大会を目指して
「日光国立公園マウンテンランニング大会」を始めたきっかけは?
この大会を始めたのは、2015年9月の関東・東北豪雨がきっかけです。地元が大変な事になったと思い、何か貢献できないかと思ったんです。自分にとっては、趣味と活動の一体化でした。トレイルランニングの経験は1度しかなかったんですけどね(笑)。でも、やろうと決めたら、いてもたってもいられなくなってしまって・・・。勤務先を27歳で辞め、11月まで大会準備に奔走しました。会場のチロリン村にも足しげく通って、よくご飯を食べさせてもらいました(笑)。
日光で大会をする意義は?
1回目で480人の参加者が集まったんです。予想よりたくさんの人に参加してもらう事ができて、1回では終われないなと。年々参加者は順調に増えていて、この前の大会では約1,500人の参加があったんですよ。そうすると、選手のサポーターなんかも来るから、約5,000人が日光にやってくるわけです。ホテルや地元のお土産屋さん、商店などなど、地域の経済活性化にもつながるんじゃないかと思ってます。世界遺産の中を走るなんて、いいじゃないですか?とても魅力的ですよ。日光の文化を伝承できますしね。あとは日光のほとんどは自然だけど、その自然を活用しきれてない印象があり、現在利用されていない霧降高原牧場の活用と日光を一望できる景色の中を走ることも大切な意義ですね。
大会の今後は?
奥日光ロングトレイル160キロを実現したいです。この距離は業界トップの大会になりますから、ゆくゆくはアジアNO.1の大会を目指したいです。課題は大会コンセプトを守りながら、地域にどう根付かせていくか、という事です。地域の方にも益のあるイベントにしたいですね。イベントを通して、地域を盛り上げていきたいです。
“旅をするビアガーデン”は
地元の人と共に創り上げていく
「Nikko Beer Garden」を始めたきっかけは?
コンセプトは、「ビール飲みながらコミュニケーションをとる文化」ですね。そういう緩やかな感じがいいなと思って。2018年の5月から10月までの毎月1回土・日に開催してみたんです。「旅をするビアガーデン」をテーマに日光市のあちこちでやってみました。日光でやろうとした理由は、観光地だけどお客さんが帰りの電車まで時間を持て余しちゃってる。そんな中で、「旅の思い出を語れる場所」が、近くにあったらなと思ったことから「やってみよう!」という事になりました。
このイベントのおもしろさって?
開催時期と場所で、集まる人が違うことですね。場所によっては、地元の方が多かったり、旅行客が多かったり。そもそも、日光は夜のあそび場がないとか、夜にやたらと知らない人が歩いてたりすると怖いなーって思うって、地元の方から聞いてたんです。だから、このガーデンが、地元の人と旅行者のコミュニケーションの場になったらいいなと思ってます。地元の方には旅行者に“なぜ日光に来たのか?”“日光の魅力は何か?”など聞いてもらい外から見た日光の素晴らしさをあらためて感じてもらいたいですね。お酒も入ってお互いリラックスして、本音が言える、異空間みたいな感じも演出したいですね。
若者へのメッセージ